a2c [MellowJamStudio] のブログ

ギタリスト / 音楽クリエイターとして音楽制作活動するa2cのブログです。

【MJS MIXING】オンラインミックスダウンサービス【a2c】

こんにちは。a2c [MellowJamStudio] です。

この度、音楽クリエイター向けのオンラインミックスダウンサービス
MJS MIXING
を開始しました。
 
ギタリスト/コンポーザー/アレンジャーとして多くの作品に携わり、自身もアーティストとして多くの音楽を発信しながら独自のサウンドメイキングを追求してきたa2cが、
 
【シンガー/プレイヤー視点での『いい音』】
と、
【エンジニアやリスナー視点での『いい音』】
 
を共存させながら楽曲にもう一段階深い奥行き、輝き、力強さ、説得力を加えます。
 
商業音楽、同人音楽、ボカロ系、ギターインスト、YouTuber(VTuber)のカバー/オリジナルなどジャンルやフィールドを問いません。
 
あなたの力作を、a2cのミックスダウンで特別な1曲に仕上げます。
 


目次

【MJS MIXING】のミックスの特徴

殆どの著名なマスタリングスタジオでは、音楽をパッケージングするための最終的な『マスタリング作業』の中で、ほぼ必ずDA-AD(デジタル〜アナログ〜デジタル)変換のプロセスを挟みます。
敢えてデジタルの中で完結させないその理由は、
 
高級オーディオI/FでのDA変換
(DAWで作った音源を高級オーディオI/Fのハイファイサウンドでアナログアウト)
マスタリング用EQやコンプレッサーを使った音質調整
高級オーディオI/FでのAD変換
(最良のアナログ信号を再びデジタルでキャプチャー)
 
というプロセスで得られる音質的なメリットが大きいからです。
(特にマスタリングEQは驚くほど高価なものが使われていたりします)
 
MJS MIXINGでは、このDA-ADのプロセスを、サミングミキサーを併用しながらミックスダウン時に集約して行います。
 
GPSからの10MHz信号をマスタークロックとした高音質DAコンバーターによるザラつきのない滑らかで美しいアナログサウンドを多チャンネルでパラアウトし、それらを計3台のサミングミキサー (最大16ステレオch / モノ32ch) で受け止めることで、
DAW内部ミックス時に起こりがちな飽和感を最大限に解消し、パート毎の存在感や分離感を高め、
更に、マスタリンググレードのコンプレッサーやEQを使った“アナログM/Sプロセッシング”を施しながら、再び高音質なデジタルで取り込むことができます。
このシステムは、トラック数の多い楽曲、ギターロック等の飽和しやすいサウンドの楽曲、宅録制作の楽曲などに対して真価を発揮します。
そしてこのシステムで得られるサウンドは、DAW内部ミックスのデジタル完結では再現できません。(・・・今のところは。)
 
電源はスタジオ用に設けた200V電源からダウントランスを介して分配しているため、ノイズ耐性が高く、アナログ機材を多用してもS/Nが悪くなることはありません。
 

MJS MIXINGのミックスの後は、クリエイター自身がホームスタジオで、
オーソドックスなマスタリング用ツールを使って程よく音圧などを調整するだけでOK。
(※MJSによるマスタリングオプションもございます)
 
サウンドクオリティを決定づける作業をミックスダウン時に済ませておく(=マスタリングに依存しない)ことが、楽曲そのものの価値を上げ、将来的なリマスタリングへの備えにも繋がります。
 
これらのプロセスは、以下のどのプランでも適用されます。
 
 

【プランについて】

ミニマムプラン

カバー音源など、トラック数の少ないミックス。
例:オケ(INSTトラック)+ ボーカル(リード楽器) + ハモリ
ボーカルやリード楽器をオケに埋もれないようにEQ/コンプレッサー等で際立たせ、楽曲のイメージに最適なエフェクト処理(リバーブ/ディレイ)をして、サウンドをまとめます。
 
◆修正1回無料◆
 

 

ステムミックスプラン

ボーカル、コーラス、バッキングギターMix、リードギター、ピアノ、ドラムMix、シンセMix、※空間系efx など
クリエイター自身がバランス調整や空間系エフェクト処理を施したステム状態のトラック素材に対し、a2cによる仕上げのミックスダウン作業を行います。
※BUSセンドで掛けているリバーブやディレイなどの空間系efx全てを一つのステムとして作成すると、奥行きのあるサウンドに仕上げることができますのでお勧めです。
 
・メリット
クリエイター自身が作ったミックスのイメージを尊重しながらサウンドをブラッシュアップすることができます。
また、取扱いトラック数と作業工程を減らせるため、完全パラミックスプランよりも費用を抑えることができます。
 
・デメリット
ドラムミックスやボーカルなど、重要度の高いトラックへのアプローチが限られる場合があります。
(深めのコンプレッサー処理でアタックが潰れたドラムトラックなどは、メリハリを出すのが難しくなります)
 
◆修正2回無料◆
 

 

完全パラミックスプラン

ボーカル、ギター1、2、ギターソロ、ドラムのキック、スネア、ハイハット、タム、クラッシュシンバル等、無処理のパラトラックを2mixに仕上げる作業です。
 
ボーカル、ドラム、ギターソロなど、重要度の高いトラックの細部までアプローチできます。
a2cによる妥協のないミックスダウンで楽曲に奥行き、輝き、力強さ、説得力を加えます。

 

◆修正2回無料◆

 

マスタリングオプション

ステレオ2mix(ミックスダウン)音源作成に加えて、配信/収録メディアに合わせたマスタリング済音源も作成します。
ミックスを尊重したコンプレッションと適正なラウドネス値の設定により、YouTubeなどの動画サイト上でもメリハリのある高音質で再生できるようになります。
 
※マスタリング単体でのご依頼は現在準備中です。
準備が整い次第、当ブログ及びa2cのTwitterでお知らせいたします。
 
価格表、納期、お問い合わせ、ご依頼はこちらからどうぞ。
 
 

【決済について】

決済にはGumroadのシステムを利用し、
クレジットカードでのお支払いと、請求書の発行に対応しています。
 
※Gumroadのシステムを利用した非公開取引となりますので、ご購入履歴がオープンになることはございません。
※お客様のクレジットカード番号はa2cおよびMellowJamStudioでは関知いたしません。
 

【ミックス音源サンプル】

ボーカル曲

starting over - MintJam
 
more<STRONGLY - 黒崎真音

 

インストゥルメンタル

Landscape - a2c
 
a2c 1st Album aのアジト Introduction
 
 

【MellowJamStudio 使用機材 & システム概要】

 
ミックスダウンに使用する機材に焦点を絞ってご紹介いたします。
 



スタジオ電源

スタジオ機材専用に引いた200V電源からダウントランスを介して
・120V機材(Rec & ミックス機材)
・100V機材(ギターアンプ系)
へ分配することにより、クリーンでノイズの少ないアナログ機材環境を実現しています。
 
使用ダウントランス
 

モニタースピーカー

・YAMAHA MSP7 + HS8S(サブウーファー) 2.1chシステム
・YAMAHA MSP5
・AVANTONE Active Mixcubes
※全てのスピーカーセットに対してSonarworks Reference 4で音響補正したモニタリング環境です。
 

DA-AD(オーディオI/F)

・Apogee Symphony I/O (オーディオI/F)
・Antelope ISOCHRONE TRINITY + GPS Atomic clock (マスタークロックジェネレーター)
 
GPSからの10MHz信号と同期するAntelope ISOCHRONE TRINITYとSymphony I/Oは、oyaide製5N純銀線同軸ケーブルを使い、最短距離で結線。
 
Symphony I/Oとサミングミキサー、その他アナログ機材を繋ぐD-subマルチケーブルは、
oyaide製PA-08(PCOCC-A導体使用)と、
VOVOX製sonorus mucoを使用。
どちらも音痩せ、ハイ落ち、音像の滲みなどとは無縁の高品質ケーブルです。
 

サミングミキサー

楽器パートや欲しいサウンドによって3機種を使い分けています。
同時に3台へ出力し、それらをDAW内でミックスできるシステムになっており、
個性の強いミキサー群それぞれの長所を活かせます。
 
・API 8200A Master
ミックスダウン時にメインで使用している8chサミングミキサー。
中高域の抜けが良く、パンチのあるサウンドになる傾向あり。
特にドラムやカッティングギター等のパーカッシブな音はハリのある弾むようなサウンドになる。
 
・TUBE-TECH SSA2B
高級な真空管アンプのサウンドそのもの。
高域は美しく、低域は深く、ステレオ音像は心地よい広さに変化する。
リバーブやディレイ等の空間系エフェクトはSSA2Bを通すと奥行き感が増す。
ピアノ、シンセパッド系にも使用。
一般的にチューブ系の機材は中高域(3〜4kHz付近)がマイルドになる傾向があるが、
このSSA2Bは、様々な電源ケーブルと真空管のテストを経て、ハイ落ちしないサウンドにチューニング済み。
 
・AMS Neve 8816
太くクラシカルなサウンド。重心を低くしたいパートに使用。
WIDTHでステレオイメージの広がり方をコントロールできる。
EQやコンプレッサー等をインサート可能で、TK Audio製のM/Sイコライザー『TK-lizer Toneflake custom』をインサートして使用。
モニターコントローラーとしても使用しており、ソースに『1/2』を選択することで、DAWのメイン出力をアウトプットトランスを経由しないダイレクトなサウンドでモニターできる。
 

EQ / コンプレッサー

・RUPERT NEVE DESIGNS Master Buss Processor
全てのジャンルに対応できる色付けの少ないトータル/バス用コンプレッサー。
Silkコントロールにより、Blueでは低域、Redでは高域の倍音成分を付加できる。
M/S処理が可能なフィルター装備。
ミックスダウンで多用。
 
・AVALON DESIGN VT747
2chステレオコンプレッサー/EQ。パッシブEQの掛かり方がとても心地良い。
ドラムやコーラスのBUS等で使用。
コンプレッサー部は、TSPスイッチで真空管とトランジスタのサウンドを切り替えられる。
 
・AVALON DESIGN 2055
スムースな高域が特徴のEQ。
ポットがステップゲイン式ではない為ステレオEQとしては使いにくいが、LogicのI/OプラグインでM/Sイコライザーとして使用することでその問題を回避している。
BUSにインサートしたり、トータルEQとしても多用。
 
・Chandler Limited LTD-2 Mastering Pair
アメリカのトップ・マスタリング・スタジオであるSterling Soundの為に特注されたコンプレッサー。
NEVE 2254をアップグレードしたコンプレッサーで、通すだけでサウンドが引き締まり、低域はどっしりとした質感に、高域は滑らかな質感に変化する。
超スローアタック・ファーストリリース設定で、ドラムを粒立ちよくコンプレッションできる。主に、ロック系のソリッドなサウンドに仕上げたい場合のトータルコンプとして使用。
 
・TUBE-TECH LCA2B
真空管コンプレッサー。ミディアム〜スローテンポな曲のドラムに合う。
高域と低域が丸くマイルドになるが決してローファイではなく、ザラッとした質感が付加され、粒立ちが良くなる。
 
・TK-Audio BC501
SSL系のステレオバスコンプレッサー。
癖の少ないサウンドなので、ドラム、コーラス、ギター、ピアノなど何にでも使える。
HPFを設定することで、キックやベースの低音に引っかからないコンプ処理が出来る。
THDボタンonで倍音成分を付加できるのもユニーク。
 

 



 

※より詳細な記事は、【サウンド&レコーディング・マガジン 2021年1月号】の
『プライベート・スタジオ2021 / a2c(MintJam)』に掲載されています。
 
a2cのプライベートスタジオ【MellowJamStudio】掲載誌

 【エンジニア a2cプロフィール】

作編曲家/ギタリストで、音楽ユニットMintJamメンバー。

DTM/DAW黎明期より、楽曲制作、録音、ミックスまで一人で完結できる『宅録』の魅力に取り憑かれ、自宅スタジオ【MellowJamStudio】を拠点に今も独自のサウンドメイキングを追求し続けている。

MintJamやa2c名義の作品ではマスタリングも担当。

自身の音楽活動の傍らでゲームやアニメ作品に多くの楽曲を提供し、ギタリストとしては特にfripSide(1期から)の楽曲に多数レコーディング参加している。

a2cのソロキャン車中泊旅+音楽のYouTubeチャンネル【aのアジト】運営中。

 
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