a2c [MellowJamStudio] のブログ

ギタリスト / 音楽クリエイターとして音楽制作活動するa2cのブログです。

O-PORTテスト

アコギ用のサウンド・エンハンサー【O-PORT】を購入しました。
こんなん↓


 


硬そうに見えて結構よく曲がるので取り付けは簡単でした。
張ってある弦を緩めてO-PORTを軽く曲げてサウンドホールに滑り込ませるだけ。


こんな感じになりました。





今回O-PORTを取り付けたGibson J-45はネックの付け根付近にプリアンプが付いているので、
そこにO-PORTが若干当たる感じはありますが、特に問題はなさそうです。
取り外しも簡単なので電池交換にもそれほど支障は無いと思います。
どうせラインで鳴らす事も殆ど無いですしね。
仮に内部パーツに干渉して取り付けが難しかったとしても、素材が割とやわらかいのでハサミなんかで切れそうです。


音色がどう変わるのか自分でも客観的に聴いてみたかったので、
O-PORT取り付け前と後の音を録音してみました。


録音環境はこんな感じです。


ギター / Gibson J-45
マイク / RODE K2(ギターから20〜30cmの距離)
マイクケーブル / ZAOLLAのやつ
DAW / Logic Pro 8
オーディオインターフェース / APOGEE ensemble(オーディオI/F直結、44.1kHz / 24bit録音)


マイクの前にスタンバイしたままO-PORTを取り付けたので、マイクとの距離や角度はほぼ同じです。
ちなみに弦はエリクサーで多分半年位替えて無いです(←


まずは録音したままの無加工の音。


♪O-PORT取り付け前
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♪O-PORT取り付け後
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取り付け後はレンジが上と下に伸びている感じですね。
特に低域の鳴りの深さに変化が出ているのがよく分かります。
マイクで拾った音には音量自体の変化はあまり感じないのですが、
マイクを通さない生の音は明らかに音の広がり方が変わった感じがあります。



続いて、録った音にコンプ処理(Waves API 2500)と
SONNOX Inflatorをちょこっと掛けたバージョン。
それぞれ全く同じ設定です。こんな感じで。


♪O-PORT取り付け前
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♪O-PORT取り付け後
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やっぱりコンプ処理しても鳴りの深さが残ってきますね。
個人的にはO-PORT取り付け後の方が高そうな音って感じがします(金銭的な意味でw



O-PORTを取り付けた状態で弾いてたら楽しくなってきたので、
何となく指弾きのアルペジオとピックでの単音弾きを重ねてみました。
手癖だらけのしょっぱい演奏をお聴き下さい。。
(再生する場合は音量に注意して下さい)


♪しょっぱい演奏

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結論:
アコギ持ってる人だったらこれは試してみる価値あると思います。
自分はとても気に入ったので付けたまま使い続けるつもりです。
販売価格をリサーチしたところ、2010/1/30現在ではサウンドハウスさんが最安値のようで、
2000円弱で買えるので仮に好みじゃなかったとしてもそれほど痛くないと思います。
というわけでアコギ持ってる人全員にオススメします!
(サイズと色が幾つかあるので、購入の際は自分のアコギに合うものを選びましょう)



余談ですがマニュアルの最後の2項目が面白いです。